2017年1月14日〜15日鑑賞
通称「あばれ神楽」。奉仕者の気迫と地域の身近な神を感じる神楽 日之影町大人(おおひと)地区の神楽は、大人神楽とも呼ばれ、町内の神楽の中で唯一、夜を徹して28番の神楽が舞われる夜神楽です。町内4つの系統の中の「岩井川系」の神楽にあたり、激しい太鼓と荒々しい所作が特徴です。
宮崎県の最北山間部に位置する日之影町。その約91%を覆う森林の山間を五ヶ瀬川と日之影川が貫流し、深い渓谷が独特の大自然の美を織りなしています。大人神楽は、日之影町の中央部、谷間に位置する岩井川大人集落に伝承されています。
舞の構成などは高千穂の神楽と同じ系統でありながら、表現がより力強いのが特色です。「あばれ神楽」とも呼ばれる会場全体を巻き込んで行われる演目も多く、大きな歓声があがります。一夜を通して神楽を楽しんだ最後の舞開きは、県内でもあまりない見られないで神話の世界のようです。
歌舞伎の館の台所からふるまわれる食事の数々。「豚汁が〜」「うどんが〜」と次々に声がかかって、そのたびにお呼ばれしていたらずっとお腹いっぱいでした。室内とはいえやっぱり寒いので、温かい食事と地元の方々のもてなしが有り難かったです。