2017年12月9〜10日鑑賞
保存会名 | 小川神楽保存会 |
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開催場所 | 米良神社 |
開 催 日 | 12月第2土・日(予定) |
土地神様への感謝を込め、地域の歴史を舞い継ぐ神楽 宮崎県西部、九州中央山地に位置する西米良村の小川地区。冬の風物詩である小川神楽は、国指定重要無形民俗文化財に指定されている銀鏡(しろみ)神楽を起源に持ち、勇壮でストイックな舞が特徴です。この地域の舞手の衣装は「白衣白袴」。厳しい山間部の環境の中で生きる人々が、秋の収穫に感謝し、これから1年の無事を神様に祈念する穢れなき清らかな気持ちを表しています。
銀鏡神楽の流れを受けるとされる小川神楽ですが、伝承者の違いからか、同じ銀鏡神楽が基になった近隣の神楽に比べて、手足の運び方などが繊細なのだそう。各地区の氏神様が降臨されたり、観客も巻き込む演目があったりと、終始賑やかな奉納で、凜とした舞手さんの表情やキレのある動きからずっと目が離せませんでした。