神話のふるさと宮崎
神話のふるさと宮崎 神楽体験レポート

祓川神楽

2018年12月8日鑑賞

保存会名 祓川神楽保存会
開催場所 祓川神楽殿
開 催 日 12月第2土・日

真剣や長刀を用いて舞われる、勇壮な神楽 天孫降臨の地と伝わる高千穂峰の麓に位置する高原町。高千穂峰の中腹に鎮座する霧島東神社に伝わる祓川神楽は、同じ高原町の狭野神楽とともに「高原の神舞(かんめ)」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。真剣や長刀を用いた勇壮な舞が多いことが特徴です。

◆シチュエーション

祓川神楽殿の中に、神楽を舞う御神屋が設えられます。四方に鳥居が建てられ、周囲に注連縄を渡し、紙でつくった彫り物などが施されます。

  • 午前中から御神屋の設営などの準備が行われます。
  • 夜も更け、寒さが厳しくなると、焚き火の暖かさがありがたかったです。
  • 日が沈んで暗くなってくると、階段に置かれた灯籠が幻想的な雰囲気を醸します。
◆舞

霧島修験の影響を受けている祓川神楽。真剣を使った舞が多く、素手で握る所作など、見ている側もハラハラして目が離せません。

  • 「十二人剱(じゅうににんつるぎ)」。祓川神楽のハイライトとも言える舞。真剣を持った12人が舞う姿は圧巻です。
  • 「神隨(かんすい)」。神楽の中心メンバーによる真剣を用いた舞。洗練された舞に見とれてしまいます。
  • 「剱(つるぎ)」。大人の舞手の間に子どもが入り、両手に真剣を握ってでんぐり返りをします。こちらの舞も大注目です。
  • 「花舞(はなまい)」。舞手が舞ながら落とした餅を拾うため、観客が御神屋に入ることが許される唯一の演目です。
◆神楽グルメ

神楽殿の近くのお宅にお邪魔して、お蕎麦をいただきました。とても温かく、美味しかったです。
※近隣の全てのお宅でふるまいをいただくことができるわけではありませんのでご注意下さい。

  • お蕎麦に加えて、煮物や手羽先もいただきました。
  • 神楽殿の近くには、いつでも神楽そばの味を楽しめるお店もあるので、要チェックです。
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