生目神楽は、宮崎市の生目神社境内で毎年3月に午後から夜半にかけて奉納される春神楽です。継承されている26番のうち、9番「方社」から14番「太鼓舞」までは内容が連なっていて、5神が順次登場し天照のお出ましを祈った後、住居の安全、風よけ、国家の安穏、神と人が合一する喜びを表す「太鼓舞」へと展開していきます。また、春神楽らしく、豊作を祈る舞として「杵(きね)舞」「田の神」などの演目もあります。