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神武東征Aお舟出ルート

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宮崎の宮を発ち、日向の美々津へ急な出立の伝説は今も受け継がれる
神武天皇の生誕地といわれる高原町から、青壮年期を過ごした宮崎市までをたどった@に続き、Aでは、お舟出までのルートをめぐります。特に美々津は、古くからの町並みが残り、ゆっくり歩いてほしい場所。地名や祭りにも、お舟出の地としての名残があり、今も暮らしに残る伝統を体感できます。
ストーリー
アクセス
マップ
湯之宮神社
湯之宮神社
「湯ノ宮」との地名が付けられたいわれは、神武天皇が美々津に向かう際、湯浴みをした地と伝わることからです。社殿から下っていくと、沐浴をした湯槽の跡があり、かつては湯を湧出していたといわれています。休憩の後、突き立てた杖が芽吹き、梅の木となったとされ、古くからの梅の名所「湯之宮座論梅」が生まれました。たった一株、樹齢600年になる梅の木から、現在の美しい梅園となりました。
車で約30分
都農神社
都農神社
日向国第一の大社であった「都農神社」は、神武天皇が宮崎の宮を出立し、東遷の折に立ち寄り、海上平穏や武運長久を祈ったといわれています。因幡の白うさぎの神話で有名なオオクニヌシノミコトを祀り、病気平癒、縁結びなどのご利益があるそうです。社殿のネズミの彫刻や、撫でると良いとされる神象や撫でウサギ、撫で大国など、見どころが数多くあります。
車で約15分
立磐神社
立磐神社
神武天皇は45歳の時、東を目指して美々津の港からお舟出をしたといいます。神社には神武天皇らを祀り、訪れた際に腰掛けたとされる岩が境内に残っています。周辺には、急ぎの出立のため、立ったまま衣服を縫ったという「立縫」という地名もあります。潮や風の影響で旧暦8月1日の夜明けに出航することになり、家々を「おきよ、おきよ」と起こして回ったことから今も「おきよ祭り」が行われています。
矢印
美々津
美々津
江戸時代、美々津は高鍋藩の商業港として上方との交流の拠点となりました。白壁や土蔵が並び、今も人々の生活が息づいています。廻船問屋や旧商家が資料館や休憩所として開放されているほか、カフェや雑貨店など、ゆっくり散策したいスポットです。「美々津まちなみセンター」では、お舟出の際に、あんと団子を一緒について作ったという「つきいれだんご」を買うことができます。
おすすめ立ち寄りスポット
高鍋大師
高鍋大師
日向灘を見下ろす巨大な石像群。古代人の霊を慰めるため、故・岩岡保吉氏が刻んだ石像は750体余り。像に刻まれた文字や数十の顔など、祈りの深さに圧倒される。
都農町ご当地グルメ
「都農ふぐ丼」
都農町ご当地グルメ 「都農ふぐ丼」
都農町沖で揚がる金フグと呼ばれるシロサバフグの身を、丼で堪能できる。地元の名物やっきり(たたき)をアレンジし、3種類のたれでいただく。
道の駅「つの」
道の駅「つの」
国道10号に面した便利な立地に、2013年7月にオープン。都農町名産のトマトやブドウ、ワインなどが並ぶほか、季節限定のウニ丼やみかんのソフトクリームをどうぞ。
クルスの海
クルスの海
美々津から車で約20分の日向岬にある「クルスの海」は、巨大な岩礁が十字に切り裂かれたように見える。「叶」の文字にも見え、思いを込めて願うと叶うという伝説が。
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